基本的に酵素に副作用はない

近年ダイエットをする人たちの間で人気となっている酵素は、ドリンクやサプリメントなどの形で身体に摂取します。酵素を摂ることによって代謝が改善されたり、食事による摂取カロリーを減少させることができます。それでいてビタミンやミネラルなどの栄養素はしっかり摂れるため、体に害のない健康的なダイエット方法として非常に人気があります。では毎日酵素を摂取することでの副作用はあるのでしょうか。

基本的に酵素を毎日摂ることによる副作用はありません。

酵素というのはそもそもタンパク質であり、体には一切害がないものです。消化や代謝はもちろんですが、そのほかにも脳の活動、心臓の拍動、呼吸や発汗、そして血液や骨を作ることなど体内のありとあらゆる活動に使われています。酵素はとってもすぐに消費されてしまうものですから体内に蓄積されて身体に悪影響を及ぼすことはありませんし、実際副作用などの健康被害の報告も上がっていません。

むしろ現代人は砂糖や動物性脂肪・動物性タンパク質の摂りすぎといった食生活の乱れや、飲酒・喫煙など酵素が不足する要因を抱えており、体内の酵素が足りない状態となっていることが多いのです。

ただし、基本的に酵素ドリンクやサプリメントの1日の摂取量の目安は、各メーカーによって適正な量が指定されています。酵素は基本摂取量より多めに摂ったからといってダイエット効果が早く出るというものではありません。それよりも毎日決められた摂取量を継続していくことで高い効果が期待できます。

健康体になる過程で好転反応が出る場合がある

ただし、酵素を摂取して身体が健康体になっていく過程で頭痛や眠気、だるさ、便秘、めまい、ニキビといった不快な症状が出ることがあります。

これは好転反応といって、体の中に溜まった毒素や老廃物が排出される過程で身体に起こる症状です。好転反応は特に断食をしている時に起こることが多いといわれています。

これは身体に毒素が溜まっている人ほど出てきてしまう反応なのでむしろ喜ばしいことです。体内の毒素はビタミンやミネラルの吸収を阻害したり、代謝を悪化させたりと身体に蓄積すると有害ですので好転反応は身体にとって良いはことなのです。

体内の毒素がなくなるとともに好転反応は出なくなり、序々に身体が楽になっていきますので、好転反応が出ても酵素の摂取は続けることが大切です。

体内の毒素は本来デトックス効果を高めて定期的に体外へ排出するのが良いとされていますので普段からの食生活も重要です。