授乳による水分不足による便秘

産後便秘になりやすいもっとも大きな原因は赤ちゃんに母乳を与えることによる水分不足です。

産後赤ちゃんが大きくなればなるほど赤ちゃんが摂取する母乳が多くなり、その分母体は水分が不足していくのです。

水分の不足によって便が硬くなったり、腸内での便の滑りを悪くしたりすることが便秘につながっていきます。

対策として、産後は妊娠中に比べて多くの水分を摂ることが必要です。出産適齢期の女性の場合一日2l程度を目安に水分を摂取しましょう。

水をそのまま飲むのも良いですが、お茶やスープなどを食事に取り入れましょう。また、酵素ドリンクは水分の補給と同時に、栄養補給、代謝の改善、食欲を抑えることによるダイエット効果などもありおすすめです。

育児によるストレスや生活習慣の乱れによる便秘

産後は一日中赤ちゃんに付きっきりにならなければいけません。授乳、おむつの交換に加えて、赤ちゃんが泣き出す時間帯も不規則で、ストレスが溜まりやすくなったり、良質な睡眠が取れなかったりしがちになります。

また赤ちゃんがいると、ゆっくりとトイレに行く時間も取りづらく、便を出すタイミングを逃してしまいます。一旦腸に溜まってしまった便が固くなってさらに出にくくなるという悪循環に陥ることもあります。

一人で育児をしている場合、効果的な対策はあまりありません。ストレスや生活習慣による便秘を察したら、旦那や家族、友人などの協力を得ることによって休息の時間を作ることも大切です。

出産時の傷によっていきめなくなる

出産時は生まれてから経験したことがないぐらいにいきみます。このいきみにより肛門括約筋と呼ばれる筋肉が傷づいてしまうことがあります。肛門括約筋が傷つくとうまくいきめなくなり便秘の原因になります。

また子宮の圧迫等、出産の影響で痔になってしまう方も多いです。痔になると痛みでいきむことが怖くなってしまい、便が排出できなくなります。排出できなかった便は腸のなかで固くなっていき便秘が悪化していきます。

子宮や肛門の傷がありそうだと感じた場合は、出産を担当していただいた産婦人科等へ行くのが良でしょう。

バランスの良い食事によって便秘を改善しよう

以上のように産後の便秘にはいくつかの原因があります。いずれにしても食生活の改善によって便秘が改善の方向に向かうことは多々あります

産後に腸の動きが悪くなる原因として腸内環境が悪化しているという事が考えられますから、食事で食物繊維をたっぷりとるようにして腸内を綺麗にしてくれる工夫をする事や、腸内環境を改善する為に、乳酸菌等をとり入れる事で、腸内を善玉菌優位にしていく事が必要になります。便秘等が起こる時は悪玉菌が優位になっていますから、ヨーグルトやサプリ等から乳酸菌と善玉菌を増やす餌になるオリゴ糖を同時に摂取する事によって腸の状態を改善していく事が出来ます。

カロリーの少ない食事を意識する事も必要になります、3食はしっかり食べつつも余計なカロリーを摂取しにくい献立を考えましょう。

また水分不足を防ぐ為にも、水をいつでも摂取出来る状態にして、軽い散歩等からジョギングと段々と負荷をかける運動を行っていく事も良いでしょう。