出産は女性の一大イベントの1つで大変うれしい出来事であり、新しい家族が増えることで大変になってくるイベントでもありますが、大変になるのは日常生活だけではなく、ウエストが大きくなり大変になる時期でもあります。

妊娠し、だんだんお腹が大きくなっていき、人間1人分にプラスして、羊水なども抱えているので相当な大きさになりますが、その10か月かけて大きくなったお腹は基本的に1か月も経つと、元のウエストに戻るといわれています。

しかし、現実は産後にウエストが中々元に戻らない人も多く、妊娠による運動時間の減少、運動の質の低下や、お腹の子どものためにといつも以上に摂取してしまった食事内容が変えられないなども原因としてあげられますが、出産時に起こる骨盤の歪みが大きな原因だと指摘する人もいます。

骨盤が歪んでしまうと、血流が悪くなり、老廃物が溜まってしまい、結果、基礎代謝が落ち、痩せにくい体になってしまい、産後を境目に、体が全体的に太ってくるという方も少なくありません。

特に、ウエストの部分は骨や筋肉があまりないところなので、老廃物や、脂肪がたまりやすいところでもあります。

 産後のウエスト増加は、自分自身の問題だけではなく、子どもにまで影響することも多々あります。

他人の母親と比べられ、子どもが大きくなった際に母親の体型が原因でいじめの対象になってしまう、という話もよくあります。

もちろんいじめをする方が悪いのですが、そのような事態を起こさせないためにも、もちろん自分自身の健康維持や、美容維持のためにも産後にはダイエットが不可欠です。

 産後のダイエットでは、産後6か月間は母乳をあげたり、赤ちゃんの相手で忙しかったりと、痩せやすい期間でもありますが、産褥期といい、約1か月ほどは無理をしてはいけない期間ですので、運動はあまりオススメできません。

骨盤ベルトなど、つけているだけのものや、お風呂にゆっくり浸かる時間を設けてリラックスするついでに血行をよくするなどの軽いものがオススメです。

体調が良くなってきたらまずしてほしいのは運動です。道具も使わない簡単な方法としては、まず、ひざをたてるようにして仰向けになります。

その状態で、かかとをお尻の方に痛気持ちいいぐらいに近づけていきます。おしりにかかとがつくひとはつけてしまいましょう。

その状態から、お腹を浮かせて10秒キープするのを20回ほど行います。回数は目安ですので、自分の無理のない範囲で行ってください。

逆に物足りないという方は、回数を増やしたり、キープする時間を延ばしたりすることをオススメします。この運動を半年ほど続けることで骨盤が引き締まり、元の体型に戻れる可能性はグンとあがります。

また、これに加え、ストレッチなどで体を動かすことで、元の体型に戻るのは早くなるでしょう。