カサつきの原因はホルモンバランスの乱れや栄養素の不足
産後に肌荒れ、カサつきが発生してしまう原因は、女性ホルモンの分泌が異常になること、栄養が不足してしまいがちになことが挙げられます。
肌をきれいにさせるためには、適度な女性ホルモンの分泌が必要になります。これは多すぎても少なすぎても駄目で、適度な分泌の量が必要です。
しかし産後の母体は赤ちゃんの母乳を作り出すためにたくさんのホルモンが必要となり、女性ホルモンの分泌量のバランスが崩れてしまいます。赤ちゃんのために母乳を作り上げることが最優先になってしまうために、女性ホルモンが肌などに対してあまり美容効果を発揮してくれなくなるのです。
また栄養素の不足も問題になりがちです。産後の身体は赤ちゃんへの母乳を作るためにたくさんの栄養素が消費されてしまうことになります。結果的に肌に対する栄養素の使用の割合が少なくなってしまい肌荒れやカサつきが発生しやすくなってしまうのです。
食生活の改善や化粧品で肌をケアしよう
これらの症状を改善するためには、栄養バランスの取れた食事を取ることや化粧品にて直接ケアすることなどが必要です。
食生活においてはビタミンやミネラルをたくさん摂取しなければなりません。ビタミンやミネラルは野菜に多く含まれているので積極的に野菜を食べるようにしましょう。またこの時には、なるべくドレッシングを使用しないようにしましょう。ドレッシングには脂質が多く含まれており、毛穴を詰まらせてしまう原因となります。その結果雑菌が入りやすくなってしまい、炎症が起きて肌荒れになってしまうことがあります。また敏感肌の原因にもなりやすいために、カサつきも怒りやすくなります。
また、たんぱく質を摂取することも大切です。産後は母乳を作るためにたんぱく質がたくさん消費されます。たんぱく質は皮膚の細胞の材料となるため、不足してしまうと健康的な肌を作り上げることはできなくなってしまいます。よって産後のカサつきの対策においては、肉や魚から積極的にたんぱく質を吸収しなければならないのです。
ホルモンバランスを改善するには、イソフラボンを沢山含む大豆などもおすすめです。イソフラボンは骨粗鬆症、更年期障害、抗酸化作用などを通じて動脈硬化予防などに効果があります。これによってホルモンバランスを整えるのです。
また、化粧品などで肌を直接ケアすることも大切です。ニキビが出来ている方はニキビ対策化粧品が必須ですし、肌が乾燥している場合には保湿対策用の化粧品を使用しましょう。