女性の人生で最大にして最高の運動は、出産でしょう。人によっては何日も同じ体勢で苦しみ、一人の人間を産み落とすので高熱も出るし、股は裂け、トイレにすら行けなくなります。産んだら産んだで寝る暇もなく、授乳だオムツの替えだとバタバタするので体力がないと辛い経験です。
そして、出産で一番気をつけなければならないことは、骨盤の歪みが出てしまうことです。産む瞬間は、10センチほど開いた場所から骨の尖った赤ん坊の頭が通り抜けます。その道を作るために母体は下半身を広げますが、それでも大きな胎児であれば通れませんから、さらに無理やり開くことになるのです。その結果、完全にあいてしまった骨盤が産後には残され、それをしめるばく処置をしないと、大変なことになります。早漏、腰痛、歩行の困難、全身への痛みなど、若い時には大丈夫でも高齢になってから、これは骨盤の歪みが原因ですね、と言われる女性も多いのです。
ちょっと前では出産後、さらしで下半身をしぼって開いた骨盤をしめていました。ところがこれは自分の力ではうまく出来ないし、何より面倒臭いので途中でやめてしまう人もいるのです。それで最近では歪みを矯正するための産後ガードルが発売されています。パンツのように普通にはけるので、トイレ以外では常に矯正している状態になる優れものです。これを産後1ヶ月はしていると、柔らかくなった下半身はすぐに引き締まって出産前のように、もしかしたらそれ以上の良いスタイルになることが出来るでしょう。
産後ガードルは出産する病院が個人病院だった場合、料金にセットされてついていることもありますが、ついていなければ自分で用意しなければならないので必ず確認しましょう。産後すぐに使います。悪露の処置と平行で使う感じですから、分娩台へもっていくほどです。産後ガードルは先に出産した先輩達の口コミなどを見て探すのが基本ですが、がっちがちに締めるものから食事をとれるほどに緩やかなものまで沢山ありますから、時間をかけて選びましょう。穿きこむタイプの産後ガードルでは洗い替えが必要ですから、高価な産後ガードルでは少々辛いかもしれません。子宮をひっこめて骨盤を正しいサイズに戻し、産後から死ぬまでのトイレの生活を円満にしてくれる産後ガードルは、出産の必需品です。そのまま2,3年と使える商品も多いので、気に入ったものが見付かったらずっと使えるというのも便利です。
産後ガードルで骨盤の歪みを矯正しよう
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