まずは元となる材料を集めよう

日頃の食生活では不足しがちな酵素をたっぷり摂れて、ダイエットや健康増進、体質改善に効果のある酵素ドリンク。市販のものも大変種類が多く、好みのものを選ぶことができますが、少々お値段が高いと感じるかもしれません。ならば自分で酵素ドリンクの手作りにチャレンジしてみましょう。作り方はとても簡単です。

まず酵素ドリンクの材料ですが、葉野菜と果物数種類を用意します。いずれも皮まで丸ごと使用しますので、国産のもの、できれば無農薬のものを使うのがおすすめです。また、旬のものは栄養価が高いので、ぜひその季節のものを使うようにしましょう。

総重量は1kgになるようにし、よく洗ってそれぞれ薄く小さく切ります。無農薬でない場合は、ボールに水をはり、小さじ1杯の重曹を溶かして材料を30秒から1分間つけておくと安心です。

砂糖は1.1kgと材料より少し多めにします。いろいろな種類の砂糖を使うことができ、それぞれに違った味になりますが、初心者の方には精製度が高く発酵しやすい白砂糖がおすすめです。これで大体800~1000mlの酵素ドリンクが出来上がります。

やっぱり自分で酵素ドリンクを作るのは大変!

容器は中がよく見えるよう、ガラスやプラスチックの透明なものを用意します。まず野菜・果物の4分の1の量を容器に入れ、その上に砂糖の4分の1をのせます。同じように野菜・果物と砂糖を交互に入れていき、最後は砂糖でフタをします。容器のフタは密閉せず、日の当たらない温かい場所に保管します。

以降、1日に1〜2回、きれいに洗った手でやさしくかき混ぜて発酵を促します。室温20~25℃くらいの場所だと、10~12日程度で発酵します。かきまぜたときにシュワッと泡がたつようになったらザルやキッチンペーパーなどで濾して、酵素ドリンクの完成です。出来上がった酵素ドリンクは冷蔵庫で保存し、1~2カ月を目途に飲みきりましょう。

自分で作る手作り酵素ドリンクのメリットは、濾した後の材料も食材として使えるので無駄がないこと、また作り方にアレンジが効くことです。使用する野菜や果物、砂糖を変えてみるとまた違った味が楽しめます。

一方デメリットは、市販の酵素ドリンクに比べて使用する材料が少ないため、酵素の種類が少なく品質が落ちること、簡単な作り方ではありますが意外と手間がかかること、発酵や保存の際の温度管理が面倒なこと、発酵と腐敗の違いがわかりにくいことなどがあります。市販の酵素ドリンクは材料も多く、じっくり時間をかけて発酵させ、品質管理も徹底しているのである程度値段が高いのもうなずけます。

酵素ドリンクを自分で作る場合はあくまで自己責任のもとでお願いします。うまく作る自信のない方はやはり市販の酵素ドリンクを買った方がよいでしょう。