酵素は熱によって消滅する

酵素は熱に弱い!

体内に存在する酵素は大きく分けて二つの働きに分かれていて、食事をしたときに摂取した成分を分解して消化するものと、栄養素をエネルギーに変換したり老廃物の排出などの働きをする代謝酵素があります。

食物に含まれている酵素はこれらの働きをサポートして体内の活動のバランスをとる効果があります。こうした成分が不足してしまうと、代謝が正常に行われなくなって便秘になってしまったり、体に入った栄養素のエネルギー変換が滞って痩せにくい体質になることがあります。肌トラブルの要因になることもあるので、定期的に摂り入れるようにすると健康や美容面での効果が期待できます。

酵素は非常にデリケートな成分であり、タンパク質でできているため熱に弱いという特徴があります。酵素としての成分を保てる温度はおよそ50〜70℃であり、それ以上の熱を加えることにより成分に変化が起きてしまい酵素は破壊されます。成分の働きを活用するには熱に弱いという性質を考慮して、なるべく生の状態で摂取することをおすすめします。

酵素を摂るための方法!

酵素が含まれている食材はパイナップルやバナナなどの果物、アボガドやキャベツなどの野菜、納豆や味噌などの発酵食品があります。

食事から摂る場合には、できるだけ加熱しないようにして食べるといった工夫が必要になりますが、調理法が生となると大量に食べることが難しくなり、体に対して役立つための十分な量が摂取できなくなります。

必要量の酵素を摂る場合には、例えばすりおろしたりミキサーにかけてフレッシュジュースにすると、体に摂り入れやすくなってこまめに飲むことができます。朝食と同時にフレッシュジュースを飲むようにすると胃腸の消化活動を休める働きがあり、デトックスに役立ちます。

また、合わせて摂りたい食材にお酢があります。お酢には体内の酵素の働きを活性化させる作用があるため、キャベツなどのサラダにお酢の入ったドレッシングをかけることで、効率よく摂取できるという訳です。酢豚にパイナップルが入っているのも相乗効果で成分吸収を高めるからだと言われています。

酵素の中でも比較的熱に強い物も存在します。パパイヤの酵素は比較的熱に強く、特に青パパイヤの場合100℃を超えた温度でも変化が起きないことが特徴で、成分が非常に強力であり医薬品として利用されています。そのため食べ過ぎてしまうと体調を崩してしまうこともあり、サラダなどで食べる際には注意が必要です。

酵素を効率よく摂取する方法としておすすめなのは酵素ドリンクを飲む方法です。最近の酵素ドリンクは味も飲みやすいものが多く長く続けることが容易となってきています。


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