産後1か月間は母体を休ませよう

出産後すぐの母体は、子宮内や子宮頸管、産道、膣などに傷が残っており、特に安静にしなければいけない時期です。

産後は骨盤が開いてしまった影響などにより、自分の体型をみてショックを受けてしまうことも多いです。しかし、産後の1ヶ月は体を休めることを優先し、ダイエットのことはあまり考えないようにしましょう。

特に激しい運動などは絶対にやめてください。産後に比較的痩せやすいといわれている時期は6ヶ月間あります。6ヶ月かけてゆっくり元の体型に戻していくぐらいの気持ちがよいでしょう。

始めの1ヶ月は、赤ちゃんのおむつ交換などのお世話や簡単な家事などを中心に体を動かしてく、もしくは産褥体操などの簡単な運動をすれば十分です。もちろん体に少しでも負担を感じたら、横になって休みましょう。

運動を始めるにあたって押さえておきたいこと

産後1か月程が経過し、体の調子が回復してきた頃に序少しずつ運動を開始していきます。

ウォーキング、ヨガ、ダンスなどさまざまな運動がありますが、一番大切なことは、自分が長く続けることができるものを選ぶことです。いくら効果がある方法でも長く続けなければ結果は出ません。

また、どの運動をするにしても常にフォームを意識するようにしましょう。

産後太りの原因の一つに骨盤が開いてしまうことによる新陳代謝の低下があります。例えばウォーキングをする際もただ歩くのではなく、常に骨盤を意識しながら歩くと効果が高まります。

自分が特に太っていると思う部分を集中的にエクササイズしていくダイエットも有効です。

例えば、出産によって骨盤が開いてヒップラインが巨大化し、お肉がたっぷりついてしまう方がいます。ヒップラインがふくよかであるだけで非常に太った印象を与えるので、ヒップラインを持ち上げる様な運動を取り入れるのです。四つん這いになり、片足ずつ天井に向かって蹴り上げるエクササイズを毎日10分継続するだけでもヒップラインが引き締まり痩身効果が期待できるのです。

乳離れし時期には乳房の下垂れや横垂れが酷い場合があります。パンパンに張ったバストを痩身させる意味でも、大胸筋の筋力を鍛えるエクササイズが有効です。ダンベルなどジムで大胸筋を鍛えバストアップと痩身を目指すのも良いでしょう。また手と手を胸の前で合わせて思いっきり力をこめ、大胸筋を鍛えるエクササイズや運動もバストの痩身や下垂れに有効です。

運動に加えてさまざまなアイテムを併用するのも効果的です。

例えば、骨盤の開きに矯正ベルトや矯正座布団を用いるのも有効です。また食習慣に酵素ドリンクなどを取り入れると体内の酵素量が増え代謝も促進され痩せやすくなります。