産後の太ももを細くするエクササイズ
太ももは、様々な原因により太くなり、それぞれに状態が異なります。
身体全体が太い場合は、皮下脂肪によるものであり、食事制限や有酸素運動等のダイエットが効果を発揮します。
しかし、太ももの下の部分だけに集中している状態やお尻から下の部分が太くなっている場合は、むくみや骨盤のゆがみが原因であり、これらを解消しなくては細くする事は出来ません。
太もものむくみは、リンパの流れが悪くなっている場合に起きる症状です。
体外に排出しなくてはならない不要な水分や老廃物が蓄積された状態であり、これを放置しておくとセルライトという塊が出来てしまう場合があります。
セルライトは、皮下脂肪と老廃物が癒着して出来る塊であり、皮膚の表面部分をでこぼこにします。
見た目に大きなマイナスとなる上に、除去するのは非常に困難です。
骨盤は、頭部の重みと歩行による振動を常に支えている要の部分であり、全体のバランスを整えるという非常に重要な役割を担っています。
しかし、周囲には筋肉と靭帯しか存在しないので、構造上ずれが生じやすくなっています。
この部分が、正常でない場合は、偏った態勢で重みを支える事になるので、特定の部分だけの筋肉が発達してしまいます。
これらの不調が特に生じやすいのが、産後です。妊娠中はお腹の中にいる赤ちゃんを育てるために、血液の量は通常の1.5倍程度に増加しているのですが、出産により多くの水分が身体の外に出てしまいます。
これにより、水分のバランスが急激に崩れてしまうので、身体は水分を溜め込む様に働きます。
さらに、産後は運動不足になりがちで、代謝機能が低下した状態となります。
これにより、血液やリンパの流れも悪くなるので、むくみが生じやすくなります。
さらに、赤ちゃんを出産する事により、骨盤は大きなダメージを受けてしまいます。
つまり、産後は、太ももの下の部分とお尻から下の部分の両方が太くなりやすいという事になります。
この様な太ももを細くするためには、ゆがみを整えるエクササイズが有効です、
身体全体のバランスを改善する事により、筋肉が均等に使用されるので、自然なスタイルへと回復します。
さらに、身体を動かす事により代謝も促進されるので、水分や老廃物をスムーズに体外に排出する事が出来ます。
ゆがみを整えるエクササイズは、様々な種類がありますが、必ずしも激しく動くものだけではありません。
仰向けに寝た状態でひざを曲げながら左右交互に倒すだけという簡単な方法もあります。